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先日の報道で皆さんも注目していたかと思いますが、トリミング中にハサミで喉を貫通した事故での判決が出ました。
結果としては、獣医の治療に過失はなく、トリミング中の過失による怪我で死亡と認定されました。しかしながら、判決の内容で「犬の購入時の金額を大幅に超える額は肯定できない」とされ、原告が求めていた350万円の賠償額には及ばず、39万6千円の損害賠償の支払いを命じるに留まりました。
私見ではありますが、今回の裁判において、飼い主さんは金額なんかはどうでもよく、愛犬は家族で大切な存在であり、トリミングサロンの過失で家族が亡くなったことを認めてほしかったのだと思います。
結果として、トリミングサロンの過失として認められたことだけは良かったと思いますが、飼い主さんの気持ちを考えると本当に悲しくなります。
日本の法律ではペットは物として扱われ、器物破損罪の対象となる物にも「ペット」が含まれています。
先日、別のニュースで子供が愛犬と散歩していた際に、愛犬が車に轢かれ亡くなった事故も器物破損として扱われます。
器物損壊罪：三年以下の懲役または三十万以下の罰金もしくは科料
今回の裁判で飼い主さんは、ペットは家族であり、かけがえのない大切な存在であることを訴え、日本の法律を変えたい・変えるキッカケになればと言う気持ちもあったんだと思います。
結果としては物という判決に見えてしまう結果となりましたが、飼い主さんの勇気ある行動は、愛犬・愛猫等を飼っている多くの方の心に強く刺さり、日本の法律を変えたいという想いが多くの方に伝わったと思います。
□優良ペットサロンと判断するポイント
良いトリミングサロンについては、様々な意見があるとは思いますが、以下のポイントが重要かなと思いますので参考にしてみてください。
①動物取扱業登録証の設置
法律上、動物取扱業の登録が必要なため、店内に掲げているか確認
②口コミやネットでの評価を確認
③トリミング前に当日の体調状況を必ず確認してくれる
④終了後の体調の異変を教えてくれる
⑤愛犬との相性
ペットサロンのスタッフに会うと喜ぶ
⑥詰め込んで無理な予約を受けていない
⑦ガラス張りで中が見える環境を作っている
⑧愛犬自身で歩いて店内に入ることができるか
自然な形でスムーズに入店できるかを確認
良いペットサロンの条件として、第一に思うことは仕上がりが上手だったり、飼い主が思っている通りに可愛くカットしてくれることを優先しがちですが、総合的に見てペットが喜んで笑顔で帰ってくるサロンが本当にいいサロンだと思います。
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