コタブログ

初めての愛犬・琥太郎との生活ブログです。

~愛犬の白内障について~

いつも読んでいただきありがとうございます。
先日、ふとした時に琥太郎の目に白いものがあり、気になりいつもの病院で診てもらうと白内障の疑いがあるということで、眼科専門病院を紹介されました。

結果としては「白内障」だったのですが、年齢的にもまだ大丈夫と勝手に思い込んでいたり、もう少し早く気付いてあげてたらなと少し反省しています…。
初めて愛犬を迎えた方や、琥太郎と同じ年齢くらいの愛犬と暮らしているかたに、役立てばと思い記事にしました。

 

 

❑愛犬の白内障とは

目の中のレンズの役割果たしている水晶体が、何らかの原因で白く混濁した状態を「白内障」と言います。
発症する年齢は犬の場合は6~8歳以降のようで、愛犬を迎えたことない方は、人が白内障になるのは70歳前後と勝手に思い込んでしまい、私もそうでしたが、愛犬の場合はシニア期くらいから発症するそうです。

白内障の発症年齢について>

先天性・・・生まれた時から
若年性・・・6歳未満で発症
加齢性・・・6歳以上で発症

白内障のステージについて

琥太郎のステージは症状が出ている左目が未熟期にはいったくらいで、右目は初発期と診断され、白濁の症状によってステージがあるようです。

・初発期:濁りが15%以下(自覚症状なし)
・未熟期:濁りが15%以上(見えづらさあり)
・成熟期:濁りが100%(視力がほぼなくなる)
・過熟期:白内障の最終段階(失明する一歩手前)

成熟期以上は手術適用ステージとなりますが、手術すると100%完治するとは限らず、麻酔含め合併症のリスクは伴います。

 

白内障手術の合併症について>

愛犬の目はデリケートで、手術後に合併症が発症する可能性が高いと、眼科専門の病院で説明を受けました。
手術により視力は回復したとしても、緑内障網膜剥離の発症リスクが高くなるそうです。犬種により異なりますが、琥太郎が受診した病院の実績では緑内障は約12~37%、網膜剥離は4%~10%と結構高い確率で、人間の白内障手術の合併症発症率が0.1%と言われており、かなりリスクの高い手術であることが分かります。
原因は術後にいかに安静にしておけるかで、頭をうごかしたり、ブルブルすると発症確率が高くなるようです。

両目を手術をすると、術前検査~術後数ヵ月の通院費踏まえ100万円近くなりますし、お金に代えれない愛犬の視力ではありますが、合併症により眼球摘出リスクも少なからず伴いますので、獣医師と症状を見極めてもらった上で、家族でしっかり相談して決める方がいいなと思いました。

 

 

 

 

❑角膜ジストロフィーと間違わないこと

琥太郎の目の白い部分を見つけ、ネットで調べてみると白内障ともう一つ出てくるのが、「角膜ジストロフィー」です。
角膜の脂質やリン、カルシウムの沈着によって起こると言われており、発症する場合は両目にできて徐々に白い部分が広がっていくようです。

琥太郎も最初、年齢的に角膜ジストロフィーかなと思い病院に行きましたが、角膜ジストロフィーの白濁は角膜に発生するのに対し、最初の病院での検査で角膜ではなく水晶体に白濁があり、白内障の疑いと診断されました。違和感がある場合は飼い主で判断せず、獣医師に診てもらうようにしましょう。

 

❑初発期の治療方法について

琥太郎は眼科専門病院で診断した結果、白内障用の目薬は使う必要はなく、それよりも左目を痒がって床に擦ったりしており下目蓋結膜炎も発症していたようで、この結膜炎があることで、目蓋内に涙が溜まらずに涙やけの原因になっているようで、この治療から始めることになりました。
症状やステージによって点眼やサプリメント治療など変わってきますので、獣医師の判断と、普段から愛犬の目の状況などをしっかり観察してあげてください。

 

❑早期発見方法について

白内障の初発期は愛犬に症状がないので、普段からしっかり観察していても気付くのが遅くなってしまいがちのようです。琥太郎も毎年健康診断を受診していましたが、目まで気にしたことがなかったので反省しています。

なかなか眼科がある動物病院は少ないと思いますが、琥太郎のように6歳から白内障になることもありますので、5歳くらいから定期的に目の検診を行っておくことをお薦めいたします。琥太郎の右目の白濁も肉眼ではほとんど分からないのですが、初発期でしたので…。

今回、琥太郎が受診した眼科専門病院は紹介状が必要なところでしたので、主治医の先生に相談してみてください。
今回、琥太郎が受診した際に行った検査は以下ですが、全て初診時の費用に含まれているようでしっかり診てくれて安心です♬

・細隙灯検査、シルマーティア検査、フルオレスセイン検査、眼圧検査、眼底検査、隅角検査

 


いかがでしたでしょうか。
全ての生き物にとって大切な視力。初めて愛犬と生活する方は、予想より早くから発症することを知らず見落としがちになってしまいますので、体の健康診断だけではなく目もしっかりメンテナンスしてあげてくださいね。

 

 

 

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