いつも読んでいただきありがとうございます。
先週からすっかり寒くなりましたね。琥太郎の痒みは、痒み止め薬の効果もあって、日々良くなっていますが、薬がなくても痒みが改善されることを願っています。
今日は、愛犬を飼っている方は大半の方が経験されているかと思いますが、外耳炎についてです。琥太郎も過去に数度、外耳炎と診断されたことがありますが、幸いにもそこまで酷い状態にはなったことはありません。愛犬の病気の中でも比較的かかりやすい耳の病気のひとつですので。ケア方法について紹介します。
❑そもそも外耳炎とは?
外耳炎とは、耳の中に急性もしくは慢性の炎症が起こっている疾患のことを言います。耳は「外耳」・「中耳」・「内耳」に分けられ、その外耳に炎症が起こります。炎症の原因としては、細菌や真菌(カビ)などの繁殖、耳ダニ、アトピーやアレルギーの過敏症や異物混入が炎症の原因なるケースがあります。
❑外耳炎の症状について
どんな症状が出たら外耳炎と疑った方がいいのかを紹介します。
・耳を痒がる
愛犬が耳が痒い場合の行動として、頭を振ったり、後ろ足で首元や耳を掻く、床に耳を擦りつける行動をします。しかし、これらの行動は外耳炎でなかった場合でも、普段、愛犬が行う行動でもありますので、普段より頻度が多かったり、執着さが増えているなど、普段の行動と比較して観察することが異変に気付くポイントとなります。また、耳に痛みがある場合には、耳を触ると嫌がったり、怒ったりします。
・耳の赤み
耳の奥までを飼い主が見ることは難しいですが、外耳炎を発症している場合、耳介部まで炎症が広がっていて、いつもより赤くなっています。痒みが強い場合には、搔きむしり出血していることもあります。
・耳垢、膿
耳垢が付着している場合や、拭き取った時に茶色や黒褐色の耳垢が取れた場合には、外耳炎を疑った方がいいでしょう。場合によっては緑色の膿が付着していることもあります。
・耳からの悪臭
外耳炎を発症している場合、独特な臭いがするようになり、飼い主が愛犬の耳に顔を近づけた時に臭いと感じたら外耳炎の可能性があります。
❑外耳炎になりやすい犬種
いわゆる「垂れ耳犬種」は、外耳道に空気が通らないため注意が必要です。トイプードル・ミニチュアダックスフンド・ゴールデンレトリーバーなど。立ち耳犬種のチワワなどはそれほど心配することはありませんが、フレンチブルドッグは立ち耳犬種ですが脂漏体質なため、外耳炎になりやすい犬種と言われています。
❑外耳炎の治療方法
・耳道内洗浄
外耳炎の治療で重要なことは、外道内の汚れを取り除くことで、炎症を抑えるために点耳薬を投薬する際に、汚れたままでは薬の効果がしっかりと発揮されないためです。しかし、耳奥まで炎症が波及している場合などは、洗浄を行わない方がいい場合もありますので、獣医師の指導により実施するようにしてください。
・点耳薬
痒みや炎症を抑える薬で、直接、耳に投薬します。1度の投薬で1週間程、効果が持続するものが多いですが、症状や原因によっては内服薬を用いることもあります。耳周りの被毛がベタベタになってしまいますが、愛犬の健康には変えられないですよね。
・アレルギー治療
原因として食物アレルギーやアトピー性皮膚炎が疑われる場合には、耳の炎症を抑える治療と併せ、アレルギー疾患に対する治療も行っていきます。
(治療期間)
症状の度合いや原因によって変わってきますが、一般的には2~4週間くらいの治療期間となります。炎症や耳垢が改善されたと飼い主が判断し、治療を終わらせてしまうと症状が再発してしまうこともありますので、点耳薬投与から1~2週間後に獣医師からチェックのために通院してと言われると思いますので、しっかり相談してください。
(治療費)
こちらも症状の度合いや原因によって異なりますが、軽度の外耳炎であれば1回の治療費としては1,000円~3,000円程度となります。
❑外耳炎の予防方法について
外耳炎の予防方法としては、やはり耳を清潔に保つことが大切です。しかし野生動物は、自らシャンプーや耳掃除を行わないため、耳が汚れていない場合は掃除する必要がないと言ってもいいでしょう。しかし日本は多湿な環境であるため、湿度で耳の中が蒸れて雑菌が繁殖しやすいこともありますので、耳の中を定期的にチェックし、汚れていれば月に1~2回程、掃除するようにしてください。
しかし、飼い主の心境から常に清潔にしておきたいと、頻繁に耳掃除することは避けるようにしてください。愛犬の耳には自浄作用があり、耳の皮膚にはバリア機能が備わっています。耳掃除をしすぎると皮膚のバリア機能が損なわれる場合はありますので注意が必要です。
また、散歩後の足・肉球を清潔に保つことで、繰り返す外耳炎が良くなった報告もあります。帰宅後にウェットシートなどで拭き取りしても、細菌が残っていたり、肉球の間が乾燥するまでに雑菌が繁殖することもあります。ペット用のアルコール除菌シートも販売されておりますので、是非、一度試してみるのもいいでしょう。
いかがでしたでしょうか。
愛犬の耳のトラブルは頻繁に発生しますし、愛犬の病気の中で一番多い悩みの一つではないでしょうか。耳掃除はトリミングサロンで実施してくれたりするので、飼い主としては、愛犬の普段の行動との違い、耳の中の状況を良く見ておくことがとても重要ですので、小さな変化にも気づくようにしてあげてくださいね。
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