いつも読んでいただきありがとうございます。
昨日のニュースで、またもパピーミルでの動物愛護法違反逮捕の記事を目にしました。コロナ禍でのペットブームで、このような悪質業者がいるのは本当に悲しくなります。以前のブログでも紹介していますが、日本の動物に対する法整備は他国より遅れており、早く悲しいニュースを見なくていい日が来るように改正して欲しいですね。
今日は、愛犬の快適な室温についてです。先月末に発表された気象庁の予報では、北海道・東北を除き例年より寒い冬になるとのことで、愛犬が快適に過ごせるために、飼い主がしなければならないことを紹介します。
❑寒さに強い愛犬、弱い愛犬
動揺の雪やこんこの歌詞に『犬は喜び庭駆け回り、猫はコタツで丸くなる』と言う歌詞がありますが、犬種によって寒さに強い・弱いがあります。
・寒さに強い犬種
基本的に寒冷地が原産国となる犬種は元々寒さに強いです。逆を言えば夏の暑さには弱いのが特徴です。
・寒さに弱い犬種
短毛の犬種や小型犬は寒さに弱いとされています。
トイプードル、チワワ、パグ、フレンチブルドッグ、ポメラニアン、イタリアン・グレーハウンドなど
❑愛犬が寒がっている合図
愛犬が寒がっている時の合図を見逃さないことが重要となります。室温をしっかりチェックした上で、愛犬の動きに注目してみてください。
例えば、震えている、体を小さく丸めている時は、愛犬が寒い時にとる行動です。また震えは寒さだけでなく病気の可能性もあるため、室温が暖かいのに震えている場合は、獣医師に診てもらうようにしてください。
他には、大好きな散歩に行きたがらない、ずっと寝ている、水を飲む量が普段より減っている時も、寒さが要因となっていることが多いので確認が必要です。
❑愛犬にとって冬の最適な室温
愛犬にとって冬場の最適な室温は、『飼い主が快適と思う温度』です。エアコンの設定温度は20℃が目安となります。設定温度が20℃と言うよりは、部屋の向きや環境によって変わってきますので、室温が20℃となるようにエアコンの温度設定をすると良いでしょう。そのためには、部屋内に温度計(湿度計付き)を設置しておくと分かりやすいですよ。
(豆知識)
エアコンの設定温度ですが、例えば冬場に20℃に設定すると20度の温風が出るのではなく、部屋の温度が20℃になるよう、室外機(コンプレッサー)が運転し、一定の温風(約40℃以上※1)が出ることにより部屋を暖めます。室温が20℃になると室外機が停止し、室内機が送風状態になります。また室温が下がり出すと室外機が運転し、温風を出すことで一定の温度が保たれます。※1:メーカー・機種により異なります。
真夏に冷房18℃設定にしていても、夏場の室温が18℃になることはなく、室外機だけ運転し続けるので、寿命が早くなる原因となります。
❑室温だけでなく、湿度も注意が必要
冬場は飼い主も乾燥するように、愛犬も乾燥には注意が必要です。湿度が低いと喉が痛くなったり、肌がカサカサになったりしますが、愛犬も同じです。kotaroも乾燥肌のため、湿度が低いと痒みが発生したり、雑菌の繁殖により風邪を引き起こしやすくなる可能性もあります。
冬場は暖房器具を使うことから乾燥しやすくなるため、加湿器により湿度を上げることが重要です。愛犬にとって適正な湿度は40~60%とされています。適正な湿度から外れていると愛犬の体調に異変が生じてしまいます。
あと重要なのが人と同じように『換気』です。冬に窓を開け換気すると、せっかく保たれた室温や湿度が下がってしまうと思いますが、暖房や加湿器を付けっぱなしの状態で換気を行わないと、部屋の中の悪い空気が滞留してしまいます。
(注意点)
アロマ効果のある加湿器は、使わないようにしてください。愛犬の鼻は非常に敏感なため、嫌な匂いが部屋内に充満すると、それだけで快適空間ではなくなってしまいます。またアロマの種類によっては愛犬にとって有害なものもあり、体調を崩す原因となってしまいます。
❑暖かくし過ぎに注意
寒がりな飼い主が部屋を暖かくすると快適かもしれないですが、愛犬にとっては暑いこともあります。重要な点は室温が22℃を超えてしまうと暑いと感じ、息遣いが荒くなることもあります。私達が快適だから愛犬も快適だろうと言う考えは持たないようにしてください。
いかがでしたでしょうか。
夏の暑さ対策も重要ですが、冬の温度・湿度管理も大切かがお分かりいただけたかと思います。人が快適だから愛犬も大丈夫とは思わず、愛犬の行動をしっかり確認しながら快適空間を作ってあげてください。また、留守番をする愛犬にとっては、室内環境を自ら変えることはできません。普段の環境管理を把握し、留守中も安心・快適に過ごせるようにしてあげることが飼い主の責任です。
冬の暖房は乾燥しにくく、触れても安心なオイルヒーターが便利ですよ♬
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