◆大切な愛犬を災害から守るために
これから暑い夏が始まり、台風や大雨による土砂災害、各地で相次ぐ地震からの様々な災害が発生している中、皆さんはどのような対策をしているでしょうか。
kotaroは生後3ヵ月、我が家に来て1ヵ月の時に大阪北部地震を経験しました。迎え入れて間もなくで、防災対策など一切準備出来ていませんでした。。。
幸いにも震源地に近いところでしたが、避難生活などもなく被害も少なくすみましたが、対策について改めて考える良い機会にもなりました。備えあれば患いなしと言いますが、災害は突然にやってきます。家族を守るために平時から準備しておくものなど、愛犬のための防災対策について紹介します。
◆愛犬のための防災対策
可愛いわが子のために、我々飼い主が準備しておくことを紹介します。
①愛犬の防災用品の準備
どのような物をどれくらい準備しておけばいいか
②避難場所の確認
ペット受け入れ可能は避難場所か、同行避難もしくは同伴避難なのか
③しつけによる安全確保
愛犬を守るために必要なしつけがあります
上記について、それぞれ紹介していきます。
①愛犬の防災用品について
愛犬のための防災用品やグッズはどの程度準備されてますでしょうか。幸いにも自宅が安全で避難不要となった場合はそれほど問題ありませんが、避難が必要となった場合には準備しておく物も変わってきます。また、避難場所でのペットのために必要な物は飼い主が準備する必要があり、ペット用の救援物資が届くまでは人間用より時間が掛かってしまうことが想定されます。よって7日分(1週間分)を目安に準備しておくことを推奨します。
〇愛犬のための防災用品リスト
・フード(7日間分以上)
・ペット用保存水(500mlが便利)
・おやつ(避難所での誘導時など)
・薬(疾患がある愛犬は必ず多めに)
・狂犬病、ワクチン証明書(コピー)
・トイレシーツ
・ペット用ウェットシート
・ゴミ袋(臭いを抑えられるものがベスト)
・ペット用消臭スプレー
・首輪、リードの予備
・愛犬手帳(愛犬情報を記載したメモ)
・愛犬の写真(迷子になった時を想定して)
・キャリーケースやスリングなど
・水入れ、フードボウル
・タオル(5枚程度)
・おもちゃ
準備万端でも、持ち出せなければ意味がありません。災害は突然やってきますのでリュックサックなどにまとめておき、非常時にすぐに持ち出せるようにしておきましょう。リュックサックなら両手が使えるため、愛犬を抱きかかえて避難も可能です。またフードや食べ物は定期的に賞味期限や状態確認を行うようにしてください。キャリーケースやスリングは、ガレキやガラス破片などで愛犬を歩かせれない時に便利です。
②避難場所の確認について
災害時、家が安全で避難せず留まることができれば越したことないですが、避難しないといけない状況となった場合を想定して、ペット受け入れ可能な避難場所を確認しておくとよいでしょう。また、災害時はパニックになってしまいがちです。ですので、避難所マップを防災用品の中に入れておくと安心です。
〇同行避難と同伴避難の違い
同行避難とは、ペットと一緒に安全な場所まで避難することを指します。避難所等で飼い主がペットを同じ部屋で飼養管理することではありません。
同伴避難とは、ペットと一緒に同行避難した上で、避難場所においても飼い主が飼養管理することができます。避難場所によっては、同室で過ごせるという訳ではなく、避難所によって飼養環境は異なります。
このように、同行避難と同伴避難の区別が分からずに、過去の震災時に避難場所で混乱がおきた事例もあったようです。愛犬のために、近くの避難場所が「同行避難」か「同伴避難」かをしっかり確認しておきましょう。
③しつけによる安全確保
災害時に愛犬をまもるしつけがあります。基本的なしつけである「待て」「おいで」「ハウス」などです。普段からできるようにしておかないと、災害時で愛犬も気が散る環境ではできるはずがありませんよね。様々な可能性を想定した環境に慣れておくことがとても重要となります。
◆その他、準備しておくこと
〇愛犬のお世話を頼める人を見つけておく
飼い主の万が一を想定して、愛犬のお世話を頼める人を探しておくと良いでしょう。ご近所の方や親族など、事前に話をしておくことで安心です。
〇ペット救助ステッカーを玄関に貼っておく
愛犬が留守番しているとき、災害は飼い主が帰ってくるまで待ってくれません。もし飼い主が留守中に自宅が被災し、救助が必要な場合にステッカーを貼っておくことで、ペットがいることを知らせることができ、救助してもらえる可能性も高くなります。
今回は災害対策について紹介しました。愛犬のために準備できることもありますが、まずは飼い主が無事でいることが愛犬も助かる可能性が高くなることは言うまでもありません。
愛犬だけでなく、飼い主の防災対策をしっかり行っておくことが愛犬への愛情ではないでしょうか。
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