◆犬の噛み癖
大半がパピーの頃に愛犬を迎え入れ最初に目にするのは、家の中の物を色々噛んでしまうことではないでしょうか。
迎え入れる前、事前に勉強し噛んではいけないものは片づけているものの、どうしても片づけられないソファやテーブルの脚、家電製品のコードなど、噛んでしまいがちです。よく、買ったばかりのソファがダメになったや、家電製品のコードを噛み切って使えなくなったなどネットなどでも目にします。
kotaroもケージ、サークル、足の負担軽減と思い敷いたマットなど、様々なものを噛みまくってましたが、今では私以外噛まなくなりました(笑)
なぜ、パピーの頃は色んなものを噛むのか飼い主が理解する必要があります。
◆犬が噛む理由をしっかり理解する
犬がなぜ噛むのかは、しっかりその背景や理由を飼い主がしっかり理解する必要があります。
・乳歯が生え変わる生後4ヵ月~7ヵ月頃の間
→歯がむずがゆくて噛みたい衝動
・ストレス
→ストレスが溜まっている時、少しのことが引き金となる
・退屈しのぎ
→退屈で手持ちぶさた(飽きている)
・不安、恐怖
→防衛本能からの攻撃行動
上記のように、なぜ噛んだかの理由をしっかり把握することで、次のしつけでしっかり改善できるようになっていきます。
kotaroがパピーの頃、色んなものを噛んだ時に使っていたスプレーがこちらです。色々な噛み癖防止スプレーを試しましたが、このビターアップルスプレーがkotaroには一番効果ありました。噛んでほしくない物(スリッパや靴やテーブルの脚など)にプッシュするだけです。効果的な時間は数時間程度と短いですが、同じところに繰り返しスプレーすることで、ここは噛んではいけないところと認識し噛まなくなりました。
![]() |
プラッツ ビターアップル スプレー236ml(64805200) 価格:926円 |
◆噛み癖の改善
上記から何が原因かしっかり把握することで、しつけで大きく改善できる場合があります。
〇乳歯が生え変わる生後4ヵ月~7ヵ月頃の間 → 噛んでいいおもちゃを与える
〇ストレス・退屈 → 散歩での気分転換、飼い主がしっかり遊んであげる
※おもちゃを与える
〇不安・恐怖 → 人慣れや他の犬と慣れる。家の中では外からの音などに配慮
このように、噛んでいるときの犬の気持ちを把握することで、しっかり対策ができるようになれば、問題行動は少なくなっていきます。
例として、噛んだ時の飼い主と愛犬との気持ちのギャップを紹介します。
・遊んでいるおもちゃを取り上げたら噛んだ
(人)おもちゃが壊れそうで飲み込まないようにするため
(犬)まだ遊びたいのに取り上げられた
・抱っこしようとしたら噛んだ
(人)愛情込めて抱っこしようとした
(犬)地に足がつかないことが怖い
・宅配の人を噛もうとした
(人)いつも来ているから大丈夫
(犬)自分の家に入り込んでくる敵、今日こそ追いはらうぞ!
・散歩後、足を拭こうとしたら噛んだ
(人)家に入る前に足裏・肉球を清潔に保ちたい
(犬)デリケートな足裏を触られるのが嫌
このように、犬が噛むにはそれぞれ何等かの理由があります。小さなことに気づき犬の気持ちを理解すること、人の考えが正しいと思わず必ず何か理由があることを考えることがしつけの一番の近道です。
◆噛んだあとに絶対してはいけないこと
私も最初は分らず怒鳴ったりしましたが逆効果で、これは絶対やってはいけないことです。怒る場合ははっきりと短く「ダメ」とか、犬が覚えやすく短い単語でしつけをすることをお勧めします。
噛むことで既に愛犬は恐怖心を持っており、飼い主が怒ったり痛めつけると、更に恐怖で押さえつけてしまうこととなり、信頼関係の崩壊や、噛み癖がさらにひどくなってしまうこともあります。
犬のしつけは、前のブログにも書きましたが、全て「褒める」ことです。