◆大事件
琥太郎の歯が生え変わる時期、気付くと歯が抜けていたことがあり、落ちてないか探しまわった記憶があります。
と言うもの、抜けた歯を飲み込んでしまって大丈夫か?ということもあり気を使っていましたが、よくよく調べてみると飲み込んでも問題ないようです。
とある夜、琥太郎に靴下を取られ離さないので軽く引っ張ったとたん、抜けそうになっていた乳歯が数本ぐらつき口の中が血まみれに・・・。血を見ただけで焦り、抜けかけた歯が口の中に刺さっていないか不安だったことで慌てて夜間救急病院へ。
病院に到着し、診察結果は全体の歯がぐらついており、それが抜けそうになり出血しただけで問題ありませんでした。抜けそうな歯(5~6本)はその場で抜いてもらい、診断書を書いてくれたので、後日かかりつけの病院で診てもらってくださいとのことで、一安心。
翌日、いつもの病院に行き受付時に診断書を渡して、順番が来て先生から『昨夜、事件があったようですね♪』と笑顔で言われ、笑い話で済んで良かったですがまたまた反省。
◆乳歯の生え変わり時期について
犬の乳歯の生え変わりについては、生後4~6ヵ月頃。
前歯、犬歯、臼歯、奥歯の順番で28本の乳歯が抜け、全部で48本の永久歯が生えてくる。14本も増えるのに驚きました。
生え変わりの時期は口が痒くなり、その原因でケージや柵などを噛んだりします。この時期は痒くて可哀そうだから色々と噛んでしまうことを止む無しとすると、噛み癖になるので躾として辞めさせるようにしてください。
乳歯が抜けた時、琥太郎みたいな事件でなく、おもちゃで遊んでいて抜けた場合、おもちゃに血が付いていたり、口の中が出血していても、自然に血が止まるので問題はありません。
また、生え変わりの時期はご飯を食べにくく感じることがあるようなので、固めのドッグフードを与えている場合は、ふやかして柔らかくして与えるもの一つの手法です。
◆乳歯時の歯磨きについて
歯磨きについては、乳歯は生え変わるからしなくても良いと思いがちですが、歯のためではなく、歯磨き(歯ブラシ)に慣れてもらう意味でも行ったほうがいいでしょう。
社会化と同じで、この時期に色々と慣れさす必要があり、成犬になってだと歯ブラシを嫌がることもあるため、歯磨きがしっかり出来ないと歯石がつく原因になってしまいます。
琥太郎も、歯ブラシを慣れさせる目的で少しづつ歯磨きをしていましたが、歯ブラシが嫌いだったため、乳歯だからいいかと思っていましたが、躾としてやはり乳歯の時からしっかり歯ブラシを行っておくことが重要であると後に感じました。今でもやはり少し抵抗し、奥歯のブラッシングをなかなか行わせてくれません。
◆乳歯遺残について
本来、抜け落ちるはずの乳歯が残ってしまうことを乳歯遺残といいます。
比較的小型犬に症状が見られることが多く、注意が必要です。乳歯が残ったまま永久歯が生えてくると様々な問題となる場合があります。
〇噛み合わせが悪くなる
〇歯どうしがぶつかり痛みが生じる
〇食べかすが乳歯と永久歯の間に残りやすくなる
〇心臓・腎臓から歯石と同じ菌が発見されており、臓器に影響を及ぼす可能性あり
乳歯遺残を取り除くには、抜歯しかなく、当然麻酔も必要となります。
麻酔リスクがある中で、タイミング的には去勢手術と同じ時期となるため、一緒にすることをお勧めします。
〇麻酔が1回ですむ
〇犬の負担も1回ですむ
〇費用も抑えられる
乳歯遺残の抜歯手術は2万~3万円程度必要。
去勢手術のと同じなら麻酔費用なども抑えらることと、一番のメリットは愛犬の体の負担軽減だと思います。kotaroは去勢手術時に乳歯遺残の確認を行ってもらいましたが、残っていませんでした。
人間と同じく犬も大切な歯。
シニアになってもしっかり歯が残せるように、パピーの頃からのメンテナンスは重要です。今一度、愛犬の歯の状況を確認するようにしてください。
琥太郎は、毎年誕生日月に健康診断をプレゼントしており、今年は歯石の相談をする予定です♪